死亡事故とは、その名の通り、被害者が死亡した交通事故をいいます。しかし、死亡したタイミングで多少扱いが異なります。事故後即死した場合と、入院等による治療後に死亡した場合では、扱いが若干異なります。
即死事故の場合は、死亡と事故との因果関係が明らかであり、損害の項目も多くありません。しかし、事故後期間が経過してから死亡した場合、死亡と事故との因果関係が問題となることがあり、また、死亡するまでの休業損害や、入通院慰謝料などの損害項目も関わることとなります。
交通事故の加害者には、大きく分けて、行政上の責任と刑事責任、民事責任を負います。免許の停止などは行政上の責任にあたり、罰則が刑事責任、損害賠償などが民事責任にあたります。その他、加害者は、新聞で報道されたり、被害者への謝罪をしたりという道義的な責任も負います。
次に、死亡事故が発生した場合、被害者はどのような費用を請求することとなるのでしょうか。具体定には、以下の費用が考えられます。
■葬儀費用
被害者が死亡した場合、葬儀を行う必要があります。この際に必要となる葬儀費用は、損害賠償の対象となります。
■死亡慰謝料
死亡慰謝料とは、被害者が交通事故で死亡したことによる精神的苦痛に対する賠償をいいます。被害者の死亡と同時に、慰謝料請求権が遺族に相続されるため、遺族は慰謝料請求を行うことができると考えられています。
■逸失利益
逸失利益とは、被害者が死亡したことにより、事故後得られるはずであった収入とうのことをいいます。事故当時働いていた人や、被害者が幼児や子供である場合には、逸失利益が発生します。
新大塚法律事務所は、東京都、神奈川県、埼玉県を中心に、相続や交通事故などの問題について、相談を承っております。
お客様が損することのないよう、問題を解決いたしますので、お困りの際は、ぜひ当事務所までご相談ください。
死亡事故
鈴木弁護士相談サイト(新大塚法律事務所)が提供する基礎知識
-
審判離婚・裁判離婚について
「離婚裁判をしてでも離婚を成立させたいと考えているが、費用について不安が残る。」 「審判離婚という離婚...
-
豊島区の交通事故に強い弁護士をお探しの方
交通事故の被害に遭われてしまった場合は相手方や保険会社に対して損害賠償請求をしていくことになります。示...
-
離婚後の氏と戸籍
婚姻によって氏を改めた方や、お子様をお持ちの方にとって「離婚後に、ご自分やお子様の氏や戸籍がどうなるの...
-
後遺障害等級
交通事故により負傷し、一定期間治療しても完治しない場合、これを後遺症といいます。 しかし、保険金の支...
-
相続放棄の期限
民法によれば、相続放棄をする際には、「自己のために相続の開始があったことを知った時から三箇月以内に」し...
-
騒音・振動
アパートやマンションなど見知らぬ人と壁一枚を隔てて生活している以上、どうしても振動や騒音問題が生じる可...
-
遺留分・遺留分侵害額請求権とは
■遺留分とは 遺留分とは、兄弟姉妹以外の相続人が最低限もらうことのできる相続財産のことをいいます。 す...
-
立ち退き示談交渉の進め方
1.相手方に対して立ち退いてもらうようにお願いをする 賃借人の賃料不払いや用法違反など、債務不履行解除...
-
相続放棄
相続財産は、相続の開始に伴って直ちに相続人に帰属し(民法896条)、相続人が相続の開始を知ったかどうか...
よく検索されるキーワード
-
不動産トラブルに関するキーワード